従来用いられてきたクレジットカードは、磁気テープの中に情報が記憶される、磁気ストライプカードと呼ばれ るものですが、内部に蓄積できる情報量が少ないだけでなく、不正偽造などの詐欺被害に弱いという致命的な欠 点がありました。
それらの問題点を解決するために開発されたのが、カードにICチップ(半導体メモリ)を組 み込んだ『ICカード』と呼ばれる、新しいタイプのクレジットカードです。
チップカードやスマートカードな どの別名でも呼ばれるこのカードは、磁気ストライプカードと比較すると、内部に記憶できる情報量が数十倍か ら数千倍になるだけでなく、さらにCPU(演算処理回路)を組み込むことによって、カード内部での情報処理 が可能となるため、今までのような単なる鍵の延長としての認識ではなく、もはやカード型端末の一種であると の認識が必要です。
日本では、2001年頃からクレジットカード会社が順次、ICカードの導入を開始しまし た。
それに多少遅れをとる形で、全国銀行協会が『ICキャッシュカード標準仕様』を制定し、業界内での検討 や試験的な導入が繰り返し行われていました。
そこに加えて、ここ数年のスキミング被害の拡大を受けたことに よって、2004年に東京三菱銀行がICカードを本格的に導入して以来、今では全ての金融機関・カード会社 だけでなく、プリペイドカード発行会社なども、磁気ストライプカードからICカードへの転換を急激に加速し ています。
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